ドールターズの物語 その一
「初恋は叶わないの?」明日香

 初恋は叶わない、などと言う人がいる。
でも初恋じゃないから‥、と言いくるめてみてもこの想いは、その人に伝える事すら出来ない。
あ〜あ、どうして私って実のなる恋が出来ない人なのだろうか。
私の初恋の人は、父でした。
きっとこの想いは、私の物思いがつく前に事故で亡くなった母の遺伝子が、そうさせているのかもしれません。
私は小学校の高学年まで、母方の祖父母の下許で育ちその二人が両親だと思って育ちました。
そしてたまに訪ねてくる父は、あこがれのお兄さんでした。
だから真実を知らされて、父の許に引き取られた後も「おと兄〜ちゃん」と呼び、
いつしかそれが義妹達にも広まり、我が家での父の呼び名になった。
父の秘書を自任した私は、何処へでも付いて往きました。
ところが進路先を提出時に、父の嫁取りプロジェクトが始動した。
私の母を含めた四人の女性を組み合わせた、4倍体の人造人間だった。
そしてやってきた「かあ姉〜ちゃん」を大好きになってしまった。
それまで長女として【私の性格的に】、甘えられなかったのに無条件で甘えてしまった。
でも私は地元の大学に通うことが心情的にできず、遠くの下宿の必要な学校に通う事にした。
そして、私は入学式の日に運命の出会いをしたのです。
その人は、私の進学した学校の先生でウチの学校の先輩でもありました。
初めて父以外の人にトキメいたのでした。
それ以来、その人の事を無意識に探してしまう私がいました。
今日もクラブが終わった後、先生がいたので着替えもせず駅まで追ってしまったら、逆に声を掛けられてしまった。
ドキドキしてしまってロクに話せなかった。
先生は、駅前にやってきたバスに乗って帰って往かれた。
私は、それを見送ることしか出来無かった。
実らない恋といっても、断じて私は、不倫などを考えている訳ではないのです。
先生は独身ですもの。

ただウチの学校は、女子校ですが‥。




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